こんばんは、きみのぶです。 予告していたとおりのタイトルになりましたが、一本にすると長すぎたので分割しますね。
みなさん、OSS、Open Source Softwareってどんな印象ありますか? 正直なところ僕は無料というイメージが先行していました。 無料なソフトウェアっていろいろあって。僕自身、昔から日本でフリーソフトと呼ばれていたものを作って公開していたので、どうしてもその印象に引きずられていたようです。
さて今はSelf-hosted LiveSyncやTagFolderなんかを作っているわけですが、実はまともにソースを公開したのはLiveSyncが初めてです。つい昨日も言及しましたが「いつもみんなの作品を使わせてもらってるから、僕のも使ってもらいたい」という感情でした。この感情自体はフリーソフトの時もありましたが、OSSで公開するとまたひと味違った素晴らしさがあると思っています。
OSSとして公開して一番感動したのは、contributionという概念です。みなさん、パッチを作って送ることがcontributionだと思ってませんか? もちろんそれも超大きなcontributionですが、それ以外も立派なcontributionなんです。
例えば、Issue。僕としてはもちろん「動いてるわ」と思ってリリースしてるので、こんなありがたいチェックと報告はありません。本当にいつもありがたいと思っています。ドキュメントもですね。ガンガン直してもらっていいんです。僕は基本的に「伝われ!!」という気持ち一本で英語書いてて。なんとかギリギリ読めるのはGrammarlyが全力で助けてくれているだけなので指摘してもらえると凄く助かります。あとSponsorもめちゃくちゃ嬉しいです。いつかのIssueか何かで「お金を送る手段はないのか」みたいな事を言っていただいて、そんなまさかと思いつつも開設したら本当にいただいてしまって。今もちょっといただいておりますが、これは額の多寡によらず励みになりますし、もちろん頂けるだけ本なんかを余分に買うことが出来ます。よりSelf-hosted LiveSyncに使える技術や知見が増える事になっていて、報いられればな、と思ってる次第ですね。あとはStar。これも嬉しいです。
さて、このcontribution。これこそが、Self-hosted LiveSyncでサーバにCouchDBを使用する、大きな理由の一つとなっています。 次回はこれについて語ってみたいと思います。
2022/10/21 35分